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源流域で暮らす生態はいまだ謎が多く、神秘の魚といわれるイワナ。その生態系がいま危機に直面している。SDGsや生物多様性が声高に叫ばれる昨今、「種を守る」とはどういうことか、地域社会と環境をいかに保全するべきか、わたしたちはいま改めて考え直すときに来ている。研究者や漁業関係者、釣り人など立場を異にする人々の証言から浮き彫りになるのは、イワナを通して見えてくる未来の地球の姿である。深山幽谷の美しい映像と音楽に癒されながら、人間と自然の普遍的テーマが胸をうつ、全人類必見のサイエンスドキュメンタリー。
Salvelinus leucomaenis leucomaenis
Salvelinus leucomaenis pluvius
Salvelinus curilus miyabei
Salvelinus curilus
国立研究開発法人水産技術研究所
東京大学大気海洋研究所 教授
神奈川県水産技術センター 技師
京都大学生態学研究センター 准教授
高原川漁業協同組合 参事
役内・雄物川漁業協同組合 組合長
株式会社フィッシュパス 代表取締役
郷土料理ともん
龍谷大学先端理工学部 准教授
ライター&フォトグラファー
音楽家
監督・脚本・編集
大阪生まれ。東京在住。ドキュメンタリー映像作家。2023年公開のドキュメンタリー映画『ミルクの中のイワナ』の監督・プロデューサーとして活動。過去には、岩手県・遠野市を舞台に死生観をテーマにした映像作品『DIALOGUE WITH ANIMA』を監督し、またカルチュラル・スタディーズツアー「遠野巡灯篭木(トオノメグリトロゲ)」の総合演出、プロデューサーとして活動。アーティスト長谷川 愛の映像作品『Shared Baby』(森美術館「未来と芸術」展 出品)や市原えつこ『未来 SUSHI 研究者は語る』(森美術館「六本木クロッシング2022」展 出品)などの監督・監修を担当。
偶然の重なりから初ライヴはロンドンの廃墟で行われた大規模スクウォットパーティー。06年、紆余曲折を経てリリースした初のEPがBBC Radio1 Worldwide Awardにノミネートされ、その後も世界最大規模の都市型フェスSónar Barcelonaへの出演、イタリアでのデザインの祭典ミラノサローネへの楽曲提供等幅広く活動中。釣り好き。
環境音や日常音などを録音・編集し楽曲を構築するサウンド・クリエイター。2012年のEP『Wandering』2013年の初アルバム『Vapor』、2019年の2ndアルバム『Spaces』全て英紙The Guardian, The Japan Times等、多数媒体のBest Album of the yearに輝く。リリースの度にワールドツアーを行い、Glastonbury Festival, Sónar Barcelona, Dimensions Festival, Gilles Petersonが主宰するWorldwide Festivalを始めとする多数の世界的大型フェスティバルや、イギリス発ライブストリーミングチャンネルBOILER ROOM London、ロサンゼルスの伝説的イベントLOW END THEORY等に出演。
ARTWORK
秋田の奥羽山脈の麓にある田舎で生まれ育ち、山・川・沢などの水辺のある場所に恵まれながら過ごしてきた。 生物と人との間にある境界線やそれらの関係性から成る環境、その先の姿に関心を持ち、埋もれそうな記憶の痕跡を残すために旅をしながら絵を描いている。 絵画作品制作、イラストビジュアル制作、絵画教室、SNS写真撮影、クリエイティブユニット「パシャパ舎」他。 現在は狩猟免許を取得し、東北の山猟文化に関わりながら作品制作を進めている。
人は、何を道しるべに自然と関わり続けていけるのか。 かつては幻とさえ言われた「イワナ」が人新生の時代に示すのは、絡まり合った私たちの姿と自然の新たな関係だった── 本書は、映画『ミルクの中のイワナ』から新たなインタビューを再収録し、作品世界とテーマをひもとき深く考察するために編んだオールカラー公式フィルムブック。編集長には、川時間に浸かる雑誌『RIVER-WALK』の発行人である若林 輝と、旅雑誌の編集者である奥田祐也を副編集長に迎え、映画『ミルクの中のイワナ』にも出演し監修を務めた中村智幸や、イワナ研究の第一人者である東京大学 大気海洋研究所 森田健太郎 教授など、新たにインタビューを再収録し、魚との関わり方を深く再考するための公式フィルムブックがオールフルカラーで発売。アートディレクターには、数多くの展覧会や書籍のデザイン、雑誌『アイデア』での編集執筆など、編集とデザインに精通するグラフィックデザイナー 飯田将平が担当。
参考上代 ¥1,650 (税込)
監督・脚本・編集 : 坂本麻人 プロデューサー : 坂本麻人 , 武田俊 共同プロデューサー : 塚田有那 監修:中村智幸
音楽:『A TROUT IN THE MILK』 DAISUKE TANABE & YOSI HORIKAWA
撮影:田中 和也、山口 雄太郎 撮影アシスタント:藤川 歩来 水中映像:足立 聡, 知来 要, 草川 城樹,坂本 麻人 アニメーション:坂本 麻人 イラストレーター:藤岡美和 パンフレット編集長:若林 輝 副編集長:奥田裕也 アートディレクター&デザイン : 飯田将平
配給:一般社団法人 Whole Universe 制作プロダクション:THE LIGHT SOURCE
(東京大学名誉教授)
(国研) 水産技術研究所 主任研究員)
(写真家)
(アーティスト)
(ノンフィクションライター)
酒井誠一(株式会社ティムコ 代表取締役社長)
(人類学者/秋田公立美術大学准教授)
(Ferment Media Research)
(編集者/アーティスト)
(The founder of Ghostly International)